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読みものコラム

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剪定作業をしています。

執筆者  アルプスファーム 柳澤 史則 clip_image002

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(塩尻市 コンコードダブルカーテン圃場から穂高連峰を望む 1月12日 )

1月12日、今朝は冷え込みが厳しく、圃場設置の気象観測機器では最低気温がマイナス10℃を下回りました。一方、日中の最高気温は10℃となり、最低と最高気温の温度差は20℃を超えたことになります。

また、積雪及び風も無くこれから冬型の気候も緩む予報のため、剪定作業が捗りそうです。

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電動の剪定バサミを使用して剪定していきます。

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(塩尻市 太田1圃場 メルロの選定 1月12日)

1月12日、今日は、「コルドン仕立」のメルロを剪定しました。

電動バサミを使用するので腰に電動用のバッテリーを付け、また、安全を確保するため左手には鉄芯入りの手袋を必ず装着することになっています。

作業は、垣根の1列(約100m)ごとに行いますが、まずは全ての結果母枝を切り詰めていきます。

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(同日、同圃場)

結果母枝の切り詰めに際しては、2芽残しを基本にして一律の高さで切っていきます。そうすることにより、果実位置(フルーツライン)が揃うことになります。

また、長年栽培するとどうしても芽座が長くなったり発芽せず欠損する部分が出てくるので、その際は「ギュイヨ仕立」に準じて前年夏場に次年度に10芽程度残せる結果母枝を養成して切り替えることになります。

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(同日、同圃場、メルロ)

剪定が終了した列の様子です。

「コルドン仕立」にするメリットは、①剪定作業が比較的容易であること、②発芽が良く樹勢が強くなること、③機械剪定が可能であることなどがありますが、一方、デメリットとして芽欠きを適切に行わないと枝が混みあって品質低下に繋がる恐れがあることです。

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(同日、同圃場、シャルドネ)

こちらは、剪定が済んだ「ギョイヨ仕立」のシャルドネです。

「ギュイヨ仕立」には長梢を2本残すドゥーブル(Double)方式と長梢を1本だけ残すサンプル(Simple)方式の2種類がありますが、この圃場のシャルドネは前者を採用しています。

 「ギュイヨ仕立」の剪定方法については、次回のブログでご紹介する予定です。

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(同日、同圃場の中央通路から見た西側の河岸段丘)

今は茶色の世界に閉ざされていますが、この段丘には桜の樹が一面に植えられているので、4月中旬から下旬には淡いピンク色の花で満たされます。

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