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剪定作業とカミ雪
(電動剪定鋏・バッテリー・保護手袋)
電動剪定バサミ一式です。電動剪定バサミの使用は4シーズン目になるので、操作方法にもすっかり慣れ、作業効率も上がっています。また、保護手袋の指先には鉄鋼芯が入っていて安全に作業もできます。
(塩尻市 太田2圃場 メルロー 2月8日)
実際に電動バサミを使用して剪定しているところです。バッテリーを腰袋にいれ電動バサミを右手に持ち、左手には必ず保護手袋を装着します。
電動バサミを使用すれば1人、1日あたりギュイヨだと250本程度、コルドンだと350~400本程度の剪定が可能です。
(塩尻市 岩垂3圃場 剪定枝を焼却している様子 2月8日)
大量に剪定枝が出るのに加えて、この時期は空気が乾燥しており火の取扱いには十分注意する必要があるので、火の番を1人付けて焼却します。消火する際にはドラム缶の蓋を上から被せて消火するため、事前に数枚用意しておきます。
(塩尻市 岩垂3圃場 シャルドネ 2月8日)
剪定した枝をワイヤーから取り除いていくと1年間でこれほどの巻き蔓が出てきました。巻き蔓には菌が寄生しているため、剪定作業が終了した後に全て除去します。
2月10日と2月13日から14日にかけて延べ2回、南岸低気圧の影響で、いわゆる「カミ雪」が降りました。積雪は30cm程度あり、圃場一帯は一面の銀世界に。
こちらは剪定作業が終了したギュイヨ仕立のシャルドネです。3月には結果母枝を誘引してワイヤーに固定します。
なお、コルドン仕立の場合は3月の誘引作業は必要ないため、剪定作業だけ考慮すると効率的といえます。
(塩尻市 片丘3圃場 2月14日)
片丘のコンコード棚圃場がある片丘地区も主要な道路を除き、一面の銀世界、春の訪れはまだまだ時間がかかりそうです。
(塩尻市 片丘3圃場 2月14日)
片丘圃場から東側の高ボッチ山(標高は1,665m)方面を見ると女性的ななだらかな山々が連なっています。嶮しく男性的な北アルプスとは対照的な佇まいです。
12月に開始した剪定作業も6割以上が終了しました。アルプスファームのメンバー一同、寒さに負けず良質なぶどうが収穫できるよう剪定作業を頑張っています。