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萌芽期前の準備作業
執筆者 : アルプスファーム 塚原 貴浩
萌芽期とは、ぶどうの樹が芽を出す時期をさします。萌芽は、ブドウ栽培における本格的なシーズンの訪れを告げる瞬間で、メンバー全員が心待ちにしています。アルプスファームの圃場では、例年4月下旬~5月上旬がその時期に当たります。
【塩尻市 芦ノ田3圃場 4月2日】
巻き蔓除去が終了したところで、施肥をしているところです。好天が続いたため、作業がスムーズに進捗しました。
【塩尻市 太田1圃場 4月2日 シャルドネ】
3月下旬から約1週間、シャルドネを中心に粗皮をはがしました。コナカイガラムシ等の害虫の寄生を予防する処置です。6月の農薬散布によりさらに防虫効果があがります。
【前掲に同じ】
専用の道具を使用し、粗皮をはがしていきます。
【前掲に同じ】
主幹を傷めないように注意して丁寧にはがします。
【前掲に同じ】
きれいに剥がすことができました。この後反対側も同様に作業して完了です。剥がした粗皮は速やかにビニール袋に入れ、焼却処分しました。
【塩尻市 太田2圃場 4月7日】
欠株へ補植するために、小型バックホーを使用して補植用の穴の掘削をしているところです。
【前掲に同じ】
機械ならではのパワーとスピードで深さ約30cm、幅約50cmほどの穴を1日に350個を目標に掘削していきます。
補植するために苗木の準備をしているところです。押し鎌を使用して苗木の根を約20cmに切り揃えます。
【塩尻市 元町1圃場 4月9日】
隣の木との間隔が均等(150cm)になるように、また、苗木の芽の方向が列の方向と平行になるように注意して植えていきます。
【塩尻市 太田1圃場 4月7日】
今年度最初の防除も行いました。こちらは13年目を迎えるキャビンタイプのSS(スピードスプレア―)ですがまだまだ元気に活躍しています。
【塩尻市 太田1圃場 4月12日】
また、地面を柔らかくして水はけを良くするため、圃場の畝間を耕運しました。深くなりすぎないように路面の傾斜等に注意して深さを微調整しながら作業します。
【塩尻市 太田1圃場 4月13日】
ツヴァイゲルトレーベは、だいぶ芽が膨らんできました。これから萌芽期を迎え、展葉していくことになります。
【塩尻市 太田1圃場 4月3日】
圃場の西側段丘にある桜が咲いた様子です。桜は例年より2週間ほど早く満開となりました。
これから萌芽期を迎えますが、例年より早く発芽した芽が遅霜に逢わないことをメンバー全員が願っています。