ぶどうの開花状況と誘引・除草作業

執筆者  アルプスファーム  内川 将希

 気象庁は、昨年より8日早く6月6日に関東甲信が梅雨入りしたと発表しました。

 梅雨入り後、気温が昨年より低いのが気懸かりですが、アルプスファームのぶどうは順調に生育が進んでおり、開花は前年とほぼ同時期で推移しています。

【垣根圃場】

(塩尻市 太田1圃場 バラ 6月13日)

太田1圃場のバラが満開となっています。

 

この圃場では、赤ぶどうが、①メルロ ②ツヴァイゲルトレーベ ③カベルネフラン ④カベルネソーヴィニヨンの4種類、 白ぶどうが ⑤ソーヴィニヨンブラン ⑥シャルドネの2種類、計6種類を栽培していますが、その開花状況を見ますと・・・

(同圃場、同日 メルロ)

①  メルロは開花が始まった段階です。昨年より1~2日遅れています。

(同圃場 同日 ツヴァイゲルトレーベ)

②  ツヴァイゲルトレーベは、ほぼ満開となっています。昨年より1日遅れています。

(同圃場 同日 カベルネフラン)

③  カベルネフランはメルロ同様、開花が始まったところです。こちらも前年より1~2日遅れています。

(同圃場 同日 カベルネソーヴィニヨン)

④  カベルネソーヴィニヨンは、まだ開花していません。昨年の開花は6月17日でした。

(同圃場 同日 ソーヴィニヨンブラン)

⑤  ソーヴィニヨンブランは、開花が始まったところです。昨年と同じ開花時期です。

(同圃場 同日 シャルドネ)

⑥  シャルドネは6月10日に開花が始まり、6月13日には満開となりました。前年より1日早い満開です。

【棚圃場】

(塩尻市 郷原コンコード圃場 6月13日)

コンコードは、6月6日に満開(前年は6月7日)となり、落花後、現在は結実が進んでいます。

(塩尻市 BQ2圃場 ブラッククイーン 6月13日)

ブラッククイーンは、あと数日で開花する様子で、昨年と同時期(昨年開花日6月17日)となる見込みです。

<誘引作業>

(塩尻市 太田1圃場 シャルドネ 6月14日)

 芽欠き作業が終了したこの圃場では、今日から誘引作業(新梢をワイヤーの間に挟み込む作業)を開始しました。

写真の右側が作業が終了した列、左側はこれから誘引する列です。

誘引の目的は、均一に新梢を配置することで、日当たりを良くして光合成能力を高めることにあります。

<除草作業>

(塩尻市 竜眼圃場 6月8日)

新しい乗用モアが届いたので、早速試運転を兼ねて除草作業をしました。この時期、草の成長が早いため除草作業を頻繁に行いますが、これから長いお付き合いになる機械なので大切に使用すよう注意して作業を進めます。