萌芽および展葉
執筆者: アルプスファーム 宮田 進
塩尻市 岩垂1圃場 (5月14日)
同圃場 メルロー (5月8日)
今年は、3月〜4月上旬にかけて温暖であったため、昨年より10日~2週間程度早く4月下旬より萌芽が始まりました。こちらはコルドン仕立てのメルローです。5月に入り、葉を広げる展葉期を迎えています。
塩尻市 開田圃場 ダブルカーテン仕立てコンコード (5月14日)
同圃場 コンコード (5月8日)
こちらはダブルカーテン仕立てのコンコードです。メルローより一足早く成長していて、早くも房の部分となる花穂が確認出来ます。青空に向かって力強く伸びる様を見ると、厳しい冬を乗り越え無事に芽を出してくれた安堵感と、これから迎える農繁期に引き締まる思いを感じます。
<岩垂1圃場のカベルネソーヴィニヨンについて発芽から展葉の様子を日を追って見てみますと・・>
塩尻市 岩垂1圃場 カベルネソーヴィニヨン (5月2日)
晩成種のカベルネソーヴィニヨンは5月に入り芽が動き始めました。だいぶ芽が膨らんできました。
(5月8日)
芽全体が赤色となり、付け根には第1葉の先端が確認できます。萌芽の状態となりました。
(5月11日)
この季節らしい最高気温が20℃を超える日が連日続き、萌芽からわずか3日で展葉しました。芽の先端が割れはじめ葉の縁が離れています。
塩尻市 芦ノ田7圃場 (5月4日)
気温の上昇に伴い圃場内の下草もぐんぐん伸びていきます。そのままではぶどうの生育や管理作業の妨げになるので随時除草作業を行なっていきます。この日もトラクターが出動し綺麗に刈り取っていました。
塩尻市 太田1圃場 ツヴァイゲルトレーベ (5月12日)
5月の新緑の中、ぶどうの樹も管理作業もいよいよ本格的に動きはじめました。今年は萌芽が早く遅霜に遭わないか心配しましたが、無事に乗り越える事ができました。今後は、例年よりかなり早い梅雨入りの予測が報じられていますが、今年のヴィンテージも皆さまに美味しいワインをお届けできるようにスタッフ一同頑張って参ります!