剪定作業が終了し、ただいま誘引作業中
執筆者:アルプスファーム 犬飼 賢
【塩尻市 芦ノ田2 シャルドネ 3月15日】
剪定が終了した段階の圃場
誘引はぶどうの成長に係わる無駄な競争を抑えるために樹形を整え、一定の収量を確保するために行う作業です。具体的には、仕立方法がギュイヨの場合、結果母枝を水平に倒し、針金に固定します。
剪定後すぐに誘引した方が効率的じゃないの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが・・・
剪定は2月中には終了しますが、この段階で誘引すると枝が乾燥しているためポッキリ折れてしまいます。そのため、3月に入り気温が上昇して樹が地下から水を吸い上げ、枝が弾力を帯びてきてから誘引作業を行います。
【塩尻市 太田1圃場 シャルドネ 3月15日】
誘引が終了した圃場
【塩尻市 高出3圃場 シャルドネ 3月15日】
誘引が終了した圃場
枝を針金に固定するための誘引用結束機を新調しました。
従来使用していた誘引結束器と比較すると作業スピードが速く、かつ、強力な保持力があり作業がはかどります。
【塩尻市 竜眼圃場 3月3日】
竜眼の剪定・誘引講習を受けている様子
定植後4年になる竜眼について、ぶどう栽培の大ベテランである契約農家の方に最適な仕立て方や誘引方法をご指導いただきました。誘引する方角や剪定する時の注意点など細部まで丁寧に教えていただきました。
寒い中、ありがとうございました。
【塩尻市 ダブルカーテンのコンコード圃場から、穂高連峰を望む 3月15日】
好天に恵まれ、穂高連峰が雪を装い厳しいながら美しい姿を見せています。
【塩尻市 ダブルカーテンのコンコード圃場 3月15日】
一方、足元を見ると枯草の間を這うテントウ虫を発見しました。越冬した成虫が暖かさに誘われ地上にでてきたようです。